眼の後遺障害について

相談風景3_ (5)0068.jpg   交通事故が原因で,失明したり,視力が低下したりするなど,眼に後遺障害を負ってしまうケースもあります。眼の後遺障害は大きく2つに分類することが可能です。

眼の後遺障害の分類

①眼球の障害 視力障害,調節機能障害,運動障害,視野障害
②眼瞼の障害 欠損,運動障害

眼球の後遺障害,眼瞼の後遺障害の認定基準はそれぞれ以下の通りになります。
 

①眼球の遺障害の認定基準

1)視力障害

等級 認定基準
1級1号 両目が失明したもの
2級1号 1眼が失明し,他眼の視力が0.02以下になったもの
2級2号 両眼の視力が0.02以下になったもの
3級1号 1眼が失明し,他眼の視力が0.06以下になったもの
4級1号 両眼の視力が0.06以下になったもの
5級1号 1眼が失明し,他眼の視力が0.1以下になったもの
6級1号 両眼の視力が0.1以下になったもの
7級1号 1眼が失明し,他眼の視力が0.6以下になったもの
8級1号 1眼が失明し,又は一眼の視力が0.02以下になったもの
9級1号 両眼の視力が0.6以下になったもの
9級2号 1眼の視力が0.06以下になったもの
10級1号 1眼の視力が0.1以下になったもの
13級1号  1眼の視力が0.6以下になったもの

2)調節機能障害

等級 認定基準
11級1号 両眼の眼球に著しい調節機能障害を残すもの
12級1号 1眼の眼球に著しい調節機能障害を残すもの

3)運動障害

等級 認定基準
10級2号  正面を見た場合に複視の症状を残すもの
11級1号 両眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
12級1号 1眼の眼球に著しい運動障害を残すもの
13級2号 正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの

4)視野障害

等級 認定基準
9級3号 両眼に半盲症,視野狭窄又は視野変状を残すもの
13級2号 1眼に半盲症,視野狭窄又は視野変状を残すもの

②眼瞼の後遺障害の認定基準

等級 認定基準
 欠損に関すること
9級4号 両目のまぶたに著しい欠損を残すもの
11級3号 1眼のまぶたに著しい欠損を残すもの
 運動障害に関すること
11級2号 両眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
12級2号 1眼のまぶたに著しい運動障害を残すもの
13級4号 両眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの
14級1号 1眼のまぶたの一部に欠損を残し又はまつげはげを残すもの

なお,眼の後遺障害は,交通事故による外傷によって,眼球それ自体が傷付けられたことによって生じることもありますが,そうでない場合もあります。つまり,交通事故で頭部外傷を負い,視覚を司る脳の部位が損傷したり,あるいは視神経への圧迫が生じたりして,眼に異常をきたすこともありえます。
 
そのため,眼の後遺障害については,眼科専門医の診断を受けることはもちろんですが,眼科だけでなく,神経内科や脳神経外科で診断を受けることも必要になることがあります。
 

 

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