脊髄損傷について

内観10041.jpg   交通事故による衝撃は,小脳から腰椎に伸びる中枢神経である脊髄の損傷につながる場合があります。脊髄が損傷された場合,その損傷の部位(高位)に応じて,また,損傷の仕方に応じて,身体の様々な部分に運動障害や知覚障害が出現します。
一般的には,頚髄を損傷した場合は四肢麻痺に,胸髄を損傷した場合は体幹と両下肢の対麻痺に,腰髄を損傷した場合には両下肢の対麻痺になり,仙髄や尾髄の損傷では下肢麻痺は生じないとされています。
 
麻痺には,完全麻痺と不完全麻痺があり,脊髄の損傷の態様によって変わってきます。
 
完全麻痺とは,上肢又は下肢が完全強直または完全弛緩し,上下肢につき一切の随意運動が出来なくなる麻痺をいいます。不完全麻痺とは,上肢又は下肢を運動させることは出来ても,その可動範囲などに問題がある場合の麻痺をいいます。
 
このように,手足や体幹に麻痺が生じてしまうと,それまでと同じようには生活出来なくなるかもしれません。脊髄損傷を負ってしまった場合には,適正な後遺障害等級を獲得し,適正な賠償金を受け取ることができなければ,事故後の生活を安定させることは難しいかもしれません。
 
脊髄損傷における後遺障害の認定基準は以下の通りです。

等級 認定基準
1級1号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,常に介護を要するもの」
①高度の四肢麻痺が認められるもの
②高度の対麻痺が認められるもの
③中等度の四肢麻痺であって,食事・入浴・用便・更衣等について常時介護を要するもの
④中等度の対麻痺であって,食事・入浴・用便・更衣等について常時介護を要するもの
2級1号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,随時介護を要するもの」
①中程度の四肢麻痺が認められるもの
②軽度の四肢麻痺であって,食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの
③中等度の対麻痺であって,食事・入浴・用便・更衣等について随時介護を要するもの
3級3号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,終身労務に服することができないもの」
①軽度の四肢麻痺が認められるもの
②中等度の対麻痺が認められるもの
5級2号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの」
①軽度の対麻痺が認められるもの
②一下肢に高度の単麻痺が認められるもの
7級4号
「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し,軽易な労務以外の労務に服することができないもの」
①一下肢に中等度の単麻痺が認めら得るもの
9級10号
「神経系統の機能又は精神に障害を残し,服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」
①一下肢に軽度の単麻痺が認められるもの
12級13号
「局部に頑固な神経症状を残すもの」
①運動性,支持性,巧緻性及び速度について支障が殆ど認められない程度の軽微な麻痺を残すもの
②運動障害が認められないものの,広範囲にわたる感覚障害が認められるもの
 
脊髄損傷の後遺障害において適正な等級認定を受けるためには,高次CT画像やMRI画像などの画像所見,ならびに,医師が診察して作成した後遺障害診断書や神経学的所見など,必要な資料を整えた上で後遺障害の等級認定を得る手続きをしなければなりません。
 
このとき,MRIの機械も通常の1.5テスラでは画像に症状が表れないが,3テスラであれば画像に写るという場合もありますので,適正な後遺障害等級を獲得するためにも,まずは交通事故問題に詳しい弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
 

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